横堀　克己

　５月23日午後５時から約１時間半、北京の人民大会堂で、李源潮・国家副主席との会見に出席しました。中国共産党中央聯絡部が世界４大陸の政党・メディアの関係者15人を招いて、18回党大会後の中国について紹介するという企画で、私は日本人としては1人参加しました。

　会見はオフレコで行われ、写真撮影も録音も許されませんでしたので、残念ながら会見の中身について報告することはできません。しかし、報道しなければならないような新味のある発言はなかったと思います。

　ただ一つ、びっくりしたのは、李副主席は、流暢な英語を操るということでした。彼は若い時、米国でホームステイしたことがあるということです。

　李副主席は、この18回党大会で、政治局員に選ばれ、次の19回党大会では、政治局常務委員に選出されるのは間違いないと見られています。これまでは党中央組織部長で、党員の監督・選抜・管理を行う要職に就いていましたが、現在は国家副主席として。習近平・国家主席を補助して対外活動に従事しています。日本からの要人の訪問も、このところ彼が会見しています。 

以上

李源潮・国家副主席と握手する横堀代表